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2025年の施工事例から見えてきた、6つの「距離のかたち」

Lakkeの2025年の施工事例を住まいにおける家族との距離というテーマで分析してみました。
すると、同居・二世帯住宅において、必ずしも完全分離型がベストではないことがわかりました。

① 近すぎない安心感が、関係をやわらかくした同居(和光市)

成人された娘さんが近所のアパートで生活されていましたが、
一人暮らしとなったお母様と、その実家で生活するためにリノベーションした事例です。

それぞれの時間を大切にしながら、
無理なく生活できる距離を整えた住まいです。
母・娘で生活するにあたり、お互いが気兼ねせず、
それぞれのライフスタイルを維持するためにできることは何かについて一緒に考えました。

個室にサブリビングを設けるなど充実させることで、
自分のペースで生活できるような住まいにしました。
在宅でテレワークや、趣味のDVDを鑑賞したりする時間を大切にしました。

こうすることで顔を合わせる頻度は減っても、必要なときに声をかけられる安心感を残しました。
近すぎない距離にすることが、今回のポイントになった事例です。

賃貸から実家へ。暮らしを止めずに始めた、母と娘の同居リノベ|埼玉県和光市
https://www.lakke.co.jp/works/mother-daughter-co-living-renovation/


② 分けきらない、という選択がちょうどよかった家(練馬区)

間取りを設計するときに、完全に分けてしまうほどではないけれど、
生活が重なりすぎない工夫を重ねました。

お風呂やキッチンなど、日常生活で必要な部分はそれぞれの世帯に設け、
お互いの生活リズムが干渉されないような住まいです。
それぞれ個別のリビングの入り口が、世帯の境界になっています。

玄関は共有なので、外出の際には自然な声掛けがあり、
大事なコミュニケーションの一つになっています。
「小さなお孫さんがリビングに会いに来てくれることが癒しのひとつ」
にもなっているとのこと。
分けたことで、部屋に来てくれることが嬉しい住まいになりました。

視線や気配を少しだけずらすことで、
同じ空間にいても、気を遣わずに過ごせるような住まいです。
「分けない」ことも、立派な選択肢のひとつです。

家族の気配を感じながら、それぞれの生活を尊重する。築約30年の実家二世帯リノベーション|練馬区
https://www.lakke.co.jp/works/nisetai-renovation-nerima/


③ きちんと分けたことで、気持ちが軽くなった完全分離(世田谷区)

祖父母様との二世帯住宅だった家を、娘様ご夫婦との二世帯住宅へと再編成した事例です。

以前の間取りは廊下を通じての部屋割りだったため、各部屋が独立して子育てにはコミュニケーションが取りにくい構成でした。
廊下を部屋にするには、壁と柱を動かすことが必要です。

耐震補強も兼ねて、廊下をリビング空間に取り込むことで、開放的な空間が生まれました。
一級建築士が計算に基づいた耐震補強設計を行い、安心もプラスしました。

これで子育てにも自然なコミュニケーションが生まれる間取りに変わりました。

このように、親世帯と子世帯で玄関から生活をきちんと分けたことで、
お互いの時間・生活スタイルを尊重し、家事の手伝いなどが自然に助け合いが生まれました。
結果的にコミュニケーションが増えていく住まいへ再編成されました。

完全分離という、やさしさ。都市型・二世帯リノベーション|世田谷区下馬
https://www.lakke.co.jp/works/setagaya-separate-dual-family-renovation/


④ 同じ完全分離でも、家族が違えば答えも違った(練馬区)

同じ完全分離でも、
こちらの家族は「つながりを残すこと」を大切にしました。


距離はしっかり取りつつ、
気配や安心感は消さない設計にしています。

この住まいも、もともと完全分離型の二世帯住宅の間取りでした。
今回、お母様・娘様が一緒にご生活するにあたり、いつでも見守りできるような間取りや、
将来的に賃貸で貸せるような住まいにできるよう、
いろいろな可能性を残した事例です。

住まいの分け方に正解がないことを、教えてくれる事例です。

完全分離でも、つながりは残したい|練馬区
https://www.lakke.co.jp/works/fully-separated-dual-living-renovation-2/


⑤ 行き来できる距離が、安心を生んだ同居のかたち(杉並区)

助け合いが前提の同居だからこそ、
干渉しすぎない距離を意識しました。

成人された息子様と同居する住まいのリノベーション。
ご両親が、今後も安全に暮らせるように、バリアフリーで安心な住まいにしました。

今は離れて暮らす娘様が、実家へ来た時にくつろげるようなリビング・ダイニングが、
家族とのコミュニケーションを膨らませます。

声をかければ応えられる、
でも、常に一緒ではない。
その距離感が、日々の暮らしを穏やかにしています。

一緒にいる安心感と、自分時間も大切にする同居リノベーション|杉並区
https://www.lakke.co.jp/works/dual-family-living-renovation/


⑥ 一緒に住まない、という同居の選択肢(さいたま市)

一緒に住むことだけが、
家族の関係を保つ方法ではありません。
実家の使い方を見直し、
それぞれの生活を尊重する形に再編成しました。

お母様が一人で生活することになり、息子様と娘様が協力した事例です。
その実家をお母様にとって住まいやすくしたいということで、計画を進めました。

お二人ともご結婚されて、持ち家もそれぞれあるため同居ではなく、
見守りでの支援を選択をされました。
小学生のお孫さんにとっては、おばあさまの素敵な住まいに遊びに行くのが楽しみな毎日になったそうです。
距離を取ることで、関係が強くなることもあると再認識した事例でした。

「母のこれからに寄り添う、やさしい北欧ワンフロア」|大規模リフォーム
https://www.lakke.co.jp/works/large-scale-renovation-for-mothers-home/


6つの事例に共通していた、3つの気づき

正解の間取りは、家族の数だけある

同居の形を探していると、
「完全分離がいいのか」「共有がいいのか」と
答えを一つに決めたくなります。

ですが、2025年の事例を振り返ると、
同じ家族構成でも、選ばれた距離はまったく違っていました。
大切なのは、間取りの型ではなく、
「その家族にとって、気持ちの良い距離なのかどうか」ではないかと感じます。


気持ちの良い間取りの「距離感」はひとつではない

相談のきっかけは、
生活音や動線、使いづらさといった
一見すると“間取りの問題”に見えることが多くあります。

しかしお話を重ねていくと、
本当の悩みは「気を遣いすぎてしまう距離」や
「近すぎることで生まれるストレス」にありました。

間取りを変えたことで解決したのは、
部屋の配置以上に、家族との向き合い方だったのかもしれません。


話し合いだけでは、整理しきれないこともある

家族だからこそ、
遠慮して言えないことや、
言葉にすると角が立ってしまう気持ちがあるかと思います。

図面や間取り空間という“第三者”を間に置くことで、
感情ではなく距離として整理できたケースも多くあると考えます。
理想の暮らし方をを家族間で考えることで、
お互いの考え方に触れた、という声も少なくありません。


「うちは、どの距離が合うんだろう?」と感じた方へ

6つの事例を見てきて、
「どれが正解か」よりも、
「どれが自分たちに近いか」を考え始めた方もいるかもしれません。

同居する・しない、
分ける・分けない、
その間にある距離は、思っている以上に幅があります。

もし今、
「うちは、どの距離が合うんだろう?」
そんな小さな引っかかりが残っているなら、
それは迷いではなく、想いの整理が必要なサインかもしれません。

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よろしければ、こんな事例もあります。
二世帯・同居住宅という考え方を、
様々な視点から整理しています。
▶︎ その他の二世帯・同居住宅の間取り事例・記事を見る
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IROHA BLOG 完全分離の二世帯住宅、その間取りに正解はある?家族の想いを叶える住まいづくり

WORKS 完全分離型二世帯へ、水回りと玄関も増設|渋谷区

WORKS 完全分離という、やさしさ。都市型・二世帯リノベーション|世田谷区下馬

IROHA BLOG 二世帯住宅の同居おすすめの間取り

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この記事を書いた人

金内 浩之

「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士

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