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二世帯住宅に変身!のなるほどアイデア

❶ 建てかえなくてもアイデア次第で二世帯住宅対応ができる場合も

❷ リノベーションでもロフトや吹き抜けで新しい空間を確保

❸ ぽかぽかお風呂にぴかぴか洗面トイレ、新しい水まわりでハッピーに

 


Lakke(ラッケ)の広報を担当している同居歴20年薬剤師のdohkyonです。マスオ一級建築士で代表の金内とともに、二世帯住宅や同居、家族との暮らし方にまつわる情報をブログで発信しています。 ここ数年ラッケには築年数が20~30年のご実家に関する相談が多くよせられています。建てかえかリノベーションか、売りに出すのか、ご両親が住み続けるのか、同居するのか・・・ 実家を将来どうしていくのがよいかという悩みはつきないですよね。

そこで今回は、これまでラッケがお手伝いした家づくりの中から、“実家を二世帯住宅に変身”させるアイデアが満載のリノベーション事例をお届けします。2021年に一緒にリノベーションされた息子さんT様ご夫婦とFお父様お母様にお話をうかがい、実家を二世帯住宅にリノベーションする時のなるほど!なアイデアとともにご紹介します。

 

今回リノベーションされたご実家は、T様のご両親がお住まいの戸建てです。Fお父様とお母様が渋谷区でこの家を建てられたのは今から32年前のこと。都心にありながらも静かな住宅街に建つこの戸建ては、Fお父様お母様が大切に住まわれてきた宝物です。

少し古くなったご実家やご両親の将来について相談のきっかけを作ったのは、息子さんのT様でした。二人目のお子さんが産まれ、お子さんが小学校に入るまでにはT様ご自身の未来の家のことも考えていきたい、そんなタイミングでした。これからのことを深く考えた時、何よりもご両親の近くで暮らすことが一番安心で親孝行になるはず、と思われたT様。Fお父様お母様にその思いを伝え、何回かの家族会議をへて、ご実家を二世帯用の住宅につくり変えることが決まりました!

次の重要なテーマは、“建てかえ”か“リノベーション”か、という点です。当初、大手のハウスメーカーにも相談されましたが、建てかえとリノベーションではそもそも担当部署が異なるため、同じ打ち合わせの中でどちらにすべきか相談するのは難しい状況でした。他に良い会社はないだろうか・・・とT様が探されたことが、ラッケとの出会いのきっかけになったそうです。その後、二世帯それぞれのご要望をラッケにじっくりとお話いただく中で、「建てかえでもリノベーションでも提案から引渡しまで一貫して担当者が変わらず安心感があるし、二世帯のマスオ体験を踏まえたアドバイスもたくさん聞けそう」と感じてくださり、ラッケをお選びいただきました。

 

2021年秋から新しいご自宅にお住まいのT様ご夫婦に住みごこちをうかがいました。
「シンプルですっきりした仕上がりに満足です。家が完成して住んでみると、ラッケさんのアドバイスで選んでもらってよかったと実感できるものがありました。ダイニングとリビングの仕切り部分は床に全く段差がない建具がついているんですが、開放感があってとても過ごしやすいです。ドアも閉めた時に最後がゆっくりと静かに閉じるタイプで子どもがさわっても安心です」とT奥さま。

リビングには構造上取り外せない柱があったのですが、その柱を活かしてパントリー風の収納庫を作ることをラッケからご提案しました。息子さんのT様にうかがうと、「打ち合わせでは”じゃあ、つけてみようかな“という軽い気持ちだったのですが、できあがってみると収納力たっぷりですごく重宝しています!」

 

予定より長く時間をいただいて仕上げた工程があったり、「工期が短いとなおいいのだけれど・・・」とお言葉をいただいたことはラッケの反省点ですが、Fお父様お母様からは、「リノベーションは選択肢も多くて幅広い工事ですが、ラッケさんはまず私たちがどう暮らしたいかをインタビューして、それに近づけるためにこんなアイデアはどうですか?と進めてくれました。現場でも私たちの要望を臨機応変にキャッチしてくれ、解体の時に事前に伝えていなかったタンスも片づけてくれるなど対応してくれました。おかげさまで細かい要望にも応えてくれた家に生まれ変わりました」とうれしいご感想をいただきました。

 

 


 

実家が2+4人二世帯住宅に変身!なるほどアイデア

 

❶ 建てかえなくてもアイデア次第で二世帯住宅対応ができる場合も

・外の植込みスペースを活用することで別々の玄関に

Fお父様は、「二世帯で住むにしても玄関や居住スペースはやはり別にしたいな」と分離型の二世帯住宅をご希望でした。何度も打ち合わせを重ねながら、限られた敷地でも玄関を分け、それぞれの世帯が快適に暮らせるスペースを確保できるよう様々なアイデアが出されました。最終的に元のご実家の柱や窓サッシなどを活かして、玄関が別々のリノベーション二世帯プランができあがりました。玄関には外の植え込みスペースを通路として活用することで、息子さん世帯用の二つ目の玄関を作ることができました。

❷ リノベーションでもロフトや吹き抜けで新しい空間を確保

・建物の構造を見極めて安全に屋根裏のロフトを新設

T様ご家族が特に気に入られているのが、屋根裏にできたロフトスペースです。リノベーションでも安全に新しい空間を生み出したい、とプロである一級建築士が既存の構造をしっかりと確認し、このロフトが誕生しました。お子さんのいたずらを想定して照明スイッチをもう少し高い位置に・・・とちょっぴり変えたい点はありますが、「仕上げがきれいでとても使いやすいロフトです。子どもがいるのでロフトに上がる階段は固定されたタイプが良かったのですが、しっかりした格子デザインで角には丸みがあるのですごく登りやすいですね。ロフトが本当に便利なので階段の上り口ギリギリまで広くしてもらえるか聞いてみたかったね、と話していたところです」とT奥さま。

小さなお子さんがお住まいの家ですので、施工時にはロフトや格子階段などの建材の角でケガをしないよう、ラッケ大工がいつも以上に入念に面取りして仕上げています。T様ご家族からうれしい感想をうかがうことができて、チームラッケの大工たちも大喜びでした。

関連記事:屋根裏を活用!ロフトができるまで

 

❸ ぽかぽかお風呂にぴかぴか洗面トイレ、新しい水まわりでハッピーに

・キッチン、トイレ、お風呂のリノベーションは定番だけど高い満足度を実現

Fお父様お母様のお気に入りは水まわりの設備です。ご両親にとって今回のリノベーションは約30年ぶりの工事で、キッチン、お風呂、トイレなど水まわりの機能がとても進化していることを肌で感じられたそうです。ぴかぴかに一新されたキッチンをお母様はとても気に入って使われています。お風呂やトイレも冬暖かくて使いやすい場所に大変身しました。

リノベーションには片づけや引越しなどのハードルもあって改装を決意するのは簡単ではないですが、今では「このタイミングでやって良かった」とのご感想が。いつかリフォームやリノベーションを、と考えている方には、「やるのであれば思い切ってすぐに始める!」ことをぜひ勧めたいそうです。

 

事例の続きを見る:家づくりコンセプト「完全分離型二世帯へ、水回りと玄関も増設」

この記事を書いた人

金内 恵

自身の両親と夫4人での同居歴20年
薬剤師、23年8か月某製薬会社に勤務した経験あり
前社で広報を担当した際の経験とやりがいから「自分も経験している二世帯や家族と同居する家に関する情報を人に分かりやすく伝える仕事にチャレンジしたい」と決意し退職、2022年よりLakkeブランディングディレクターを担当

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