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マスオ建築士が考える快適な同居住宅とは

親と適度な距離で心地よく暮らすための視点を整理します。

20年に及ぶ同居経験からの小さなアドバイス

お隣さんの同居生活での出来事

親と同居中の皆さんからよく聞くお話
「たとえば、こんな同居のお悩みありませんか?」

  • 朝の支度をしたくても、洗面所が使用中で使えない。
  • 疲れて帰ってお風呂に入ろうとしたら、ちょうど入浴中だった。
  • トイレに入ろうと思ったら、来客中で部屋着では行きにくかった。
  • せっかく片付けた部屋なのに、使おうとするときには汚れている。
  • のんびりしようと思っても、自分の居場所がない。
  • 食事を作ろうにも、調味料の置き場などがわからず自宅という感覚が薄い。
  • 食器や雑貨など、自分が選んだものではないので愛着が少ない。
  • インテリアが自分の好みではない。
  • 休日、朝寝をしようと思ったのに、物音でのんびりムードにならない。

実は私、会社員時代は残業で毎日深夜帰宅。
一人遅くまで家でポツンと待っている妻を思うと、
義理の両親の存在はとても心強いものがありました。

同居生活を始めてもうすぐ20年、ライフステージも建築した当初と比べて変わってきました。
いろいろな同居住宅がある中で、様々な生活のカタチがありますが、これだけの同居経験を続けている建築士の立場から、今回の結論にたどり着きました。
その前に…

「同居って、実際どうなのよ

しかし、巷の「二世帯住宅にまつわる入居者アンケート」では、満足している方が8割強!
ホントかな…

そこで、実際に同居を始めた方のウラの声をネットで探してみますと…
(あくまで私見ですが、現場での肌感覚に近いです。)

「日々、生活を干渉されて居心地が悪かった」 497人中の132
「生活の時間帯のリズムが違い、生活しにくかった」497人中の105
2012年日経BP調べ 働く既婚女性と二世帯同居に関するアンケートより)

「なぜ違う? なぜ不満?」

あくまで個人的な推測ですが

    • 発言力のある人の要望に家の間取りが左右されてしまう
    • 同居する家族の皆さんが言いたいことが言えていなかったのではないか?
    • 実際の同居生活がどの様なものかを考え、間取りの設計に取り込む必要があったのではないかと思えてきます。

マスオ建築士が考える理想的な同居住宅について

家族や、同居人が助けあえる家づくりとは
何か困った時にはお互いに補うことができる。

それが同居生活の強み。
家事協力や病気や災害などの不安な時には、どれだけ心強い存在となるでしょうか。

でも、毎日一緒に暮らすうえで、誰しもプライバシーのある自由な時間を満喫したい。
大人同士だからこそお互いの存在を尊重しつつも、自分自身も大切にしたい。

つかず、離れずのいい関係であり続けるために、Lakkeでは理想的な同居住宅を追求してきました。

 

そこで、以下の2点が特に重要なポイントと考えます。

同居住宅特有の満足度の高い住まいに必要なモノ

1.遮音性:身体的欲求(静かなところでゆっくり休みたい)

世代が変われば生活のリズムも変わるもの。
お互いに気兼ねせずに生活するために必要な性能です。
お互いのそれとない気配は大事ですが、必要以上の生活音は不満につながりがちです。
日々リラックスした生活には、遮音性が大事だと考えます。

2.わたし空間:精神的欲求(わたしの思うがままに暮らしたい)

それぞれの世帯が交錯しないような間取りになっていることが重要です。
あなた専用のスペースがあると、そこではゆっくりとリラックスができます。
気兼ねの多い生活では、せっかくのマイホームでも疲れてしまいます。
癒しの空間となるような、部屋やスペースが必要だと考えます。

そして家のサイズに関わらず、そんな生活スタイルが可能であれば、
家族と程よい距離感を維持できそうです。

アメリカなどでは特に、こんなスタイルが当たり前のように存在しています。
上記の写真は、フランスのパリ郊外のB&Bの部屋の写真ですが、使い勝手も良く快適に過ごせました。
そして、このような空間を実現するためには、工事する上での工夫も必要になります。部屋のスペースやコストの問題などなど。
ですがそれ以上に困難なことって、こんなことではないでしょうか…

「希望の間取りについて、反対されそう

もしくは、
「だったらココのリビングで、ゆっくりしたらいいじゃない。」

という家族の声。

そもそも気楽に家の中で暮らすことができる性格なら、
最初の設計段階で要望をハッキリと伝えていたはずでは、と思います。

「言いたい、けど言えない
その小さなことが積もり積もって、今の不満になってしまったのかもしれませんね。

 

「一般的に同居住宅でしたら、ココには鍵があったほうがいいですよ!」

みたいなカタチで、あなたの言い出しにくいことを代わりに伝えてくれる人がいたら
「同居プランナー」としての第三者がいた方が「世帯間のより良い関係づくり」ができるかもしれませんね。

私たちはそんなカタチで設計打ち合わせのお話を進めています。
「あくまでも一般論ですが…」と言いつつも、皆さんの意見を代弁しております(笑

二世帯セミナーやってます

よかったら、あなたも聞いてみませんか?
家族に同居を切りだす前に、知っておいた方がいいことをマスオの視点からお伝えしてます。
※セミナー紹介のページもぜひチェックしてみてくださいね。

 

以下の二世帯同居おすすめの間取りの記事もぜひ参考にしてください。

無理せず保てる距離が、親子の関係を軽やかにします。

【二世帯ヒント】二世帯同居おすすめの間取り

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よろしければ、こんな事例もあります。
二世帯・同居住宅という考え方を、
様々な視点から整理しています。
▶︎ その他の二世帯・同居住宅の間取り事例・記事を見る
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この記事を書いた人

金内 浩之

「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士

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まずは⾃分と同居者のタイプを知り、⼆世帯住宅プランの参考にしてみてください。

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