2026/06/25
建築士が最近気になった、練馬の小さな名店たち
INDEX
同居の距離を、心地よく整えるために。
家族やパートナーとの関係が、
すっと軽くなる視点を届けます。
心地よい同居へのヒントを、そっと集めています。
仕事柄、建築やインテリアを見ることは多いのですが、
実は最近気になっているのは「お店そのもの」よりも、その場所がつくる空気感です。
今回は休日に訪れた、
- 田柄の「GAK」、「ももとぱん」
- 豊島園の「Bis」、「Wolf Mouth Japanese Tea Room」
- 練馬区立美術館
について、建築士目線で感じたことを書いてみたいと思います。
GAKがつくった、住宅街の新しい緑
今回もっとも印象に残ったのはGAKでした。
もちろん建物や内装も素敵なのですが、
私が嬉しくなったのは建物の周囲の環境です。



場所は田柄。
第一種低層住居専用地域の静かな住宅街です。
もし事業性だけを考えるなら、
マンションや戸建分譲という選択肢もあったかもしれません。
それでも、
カフェやショップとして地域に開き、
さらに緑豊かな環境を整えてくれました。
近所に住む人が、
ふらっと立ち寄り、
季節を感じ、
少し深呼吸できる場所。
そんな場所が新しく生まれたことに感謝したくなりました。



ももとぱんから感じた「素材への誠実さ」
同じエリア内にある「ももとぱん」。
パンを口にした瞬間、
素材へのこだわりを感じました。
粉や材料を丁寧に選んでいることが伝わってきます。
都内の有名ベーカリーで感じるような、
上質で奥行きのある味わい。
派手さではなく、
きちんと良いものを作ろうという姿勢が伝わってくるお店でした。


豊島園のBisで感じたヨーロッパの空気
Bisはお客様から教えていただいたお店です。
「豊島園周辺は最近面白いですよ」
という言葉を聞いて訪れてみました。
いただいたのは、
モンブラン、プリン、ブルーベリーのレアチーズケーキ。
どれも今らしい洗練された美味しさでした。
店内もヨーロッパの小さな洋菓子店のような雰囲気。
お菓子だけでなく、
空間全体を楽しむことができるお店でした。


路地の奥にある、日本茶の居場所
Wolf Mouth Japanese Tea Room。
日本茶や紅茶を中心に楽しめるお店です。
今回はスコーンとお茶をいただきました。
特に印象的だったのは、
スコーンに添えられたクロテッドクリームのおいしさ。
とても丁寧につくられていることが伝わってきました。
建物はコンクリートを主体としたシンプルな空間。
路地奥という立地ですが、
暖簾が目印になっていて迷わずたどり着けます。
静かにお茶を楽しみたい時に、
また訪れたくなる場所でした。



練馬美術館は、これからどうなるのだろう
今回の散歩で初めて訪れたのが練馬区立美術館でした。
残念ながら休館日だったため外観だけ。
ちょうど建て替えか改修かが話題になっている時期でもあります。



建築に携わる人間としては、
新しい提案を見ることも好きなので、
もし建て替えならどんなデザインになるのだろうと少し期待していました。
一方で、
実際に建物を見ると、
美術館というより区民施設のような真面目な印象も受けました。
これからの練馬を担う子どもたちにとって、
創造力を刺激してくれるような場所になったら素敵だなと思います。
今後の動向を楽しみに見守りたいです。



心が休まる場所には、自然がある
今回訪れた場所に共通していたのは、
自然との付き合い方でした。
緑。
光。
風。
素材感。
どのお店も派手ではありません。
けれど、
どこかホッとできる。
自然の要素を上手に取り入れながら、
人がリラックスできる空間をつくっていました。
これは住宅づくりにも共通することだと思います。
人は無意識のうちに、
自然を感じられる場所に安心感を覚えます。神経建築学でも、緑や自然素材はストレスの軽減や回復感につながると考えられています。
だからこそ、
私たちも家づくりの中で、
「居場所」や「心地よい距離」を大切にしているのかもしれません。


おわりに
つい素敵なお店を探して都心へ出かけたくなりますが、
最近は練馬にも魅力的なお店が少しずつ増えてきました。
地元に、
ちょっと嬉しくなる場所がある。
それだけで暮らしは豊かになる気がします。
これからも休日に練馬を歩きながら、
また気になる場所を探してみようと思います。
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