2025/06/15
【第3回】体調を崩したとき、そっと届いたおかゆ ― 二世帯で暮らす10の“きらりと光る瞬間”より ―
INDEX
風邪で寝込んでいた日の夕方、ノックの音。
扉を開けたら、トレイの上に湯気の立つおかゆと、
「無理しなくていいからね」と、短い手書きのメモ。
声を出す余裕もなかったけど、心のなかで深く、ありがとうと思った――
体調が悪いときに、本当に欲しいのは「そっとした気づかい」
誰にでも、体調を崩す日はあります。
頭がぼーっとして、動けない。
声を出すのもしんどい――そんなときに、同居のありがたさが静かに沁みてくる瞬間があります。
「大丈夫?ごはん食べられそう?」
「少し寝てていいよ。赤ちゃんはこっちでみてるから。」
この“当たり前のようでいて、実はとてもありがたい言葉”を、
すぐ近くからかけてもらえるのが、二世帯住宅の力です。
家族の手が届く距離にある、あたたかさ
Lakkeで設計したお宅でのこと。
小さなお子さんを育てる共働き夫婦が、どちらも風邪でダウンしてしまった週末。
朝、布団でうなっていたら、ドアの向こうから
「キッチンにおかゆ置いておいたから、あとで食べてね」
という、お義母さんの優しい声。
そのとき、
「ああ、同居ってこういうときに、本当に心強いんだ」
と感じたそうです。
特別なことは何もなくていい。
誰かが気づいてくれる。
誰かが見てくれている。
それだけで、回復までの時間が穏やかに流れていく。
助けを呼ばなくても、助けてもらえる安心感
一緒に暮らしているからこそ、
SOSを出さなくても、様子を見て判断してくれる。
- 洗濯がそのままになっている
- リビングに明かりがついていない
- 玄関の靴が昨日と同じ場所にある
そんな小さな違和感に気づいてくれる人がいる。
これは、一人暮らしや離れて住んでいたら得られない安心感です。
しかも、それが「押しつけ」ではなく、
さりげなく、気持ちよく、負担なく行われるのが、
Lakkeの設計によって生まれた「程よい距離感」の同居スタイルです。
“介護”ではなく、“思いやり”としての同居
同居というと、親の介護やサポートのため…と構えてしまう方も多いですが、
Lakkeではそれを「相互の思いやりが行き交う暮らし」と捉えています。
たとえば:
- 子世帯が仕事に集中できるよう、親世帯が家事を手伝う
- 親世帯が年齢を重ねたとき、子世帯が見守る目となる
- 体調不良時には“言葉より早く”支えが届く
同居だからこそできる支え合いは、「頼る」でも「尽くす」でもない。
日常の延長にある、自然なケアなのです。
まとめ|“そっと差し出されたおかゆ”が教えてくれる、同居の豊かさ
体調を崩したときにこそ、暮らしの質が見える。
そう感じたことはありませんか?
二世帯住宅は、生活を分け合う住まいであると同時に、
心を寄せ合う距離感を育む家でもあります。
「大丈夫?」と聞かれることのありがたさ。
「これ、食べられそう?」と差し出されるやさしさ。
それらは全て、「一緒に暮らしている」という関係性から育まれるものです。
Lakkeは、そんな“やさしさが自然に届く家”を、今日も一つひとつ丁寧につくっています。
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