2026/05/15
小屋裏を“秘密基地”にした二世帯住宅|一人になれる場所が、家族関係をやさしくする
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同居の距離を、心地よく整えるために。
家族やパートナーとの関係が、
すっと軽くなる視点を届けます。
心地よい同居へのヒントを、そっと集めています。
「一人になれる場所」が、家族関係をやさしくする。
二世帯住宅や同居住宅を考えるとき、 どうしてもLDKの広さや部屋数に目が向きがちです。
けれど実際には、 “少しだけ離れられる場所”があるかどうかで、 暮らしの空気感は大きく変わります。
今回ご紹介するのは、 渋谷区で施工した二世帯住宅の小屋裏スペース。
ただの収納ではなく、 子どもにとっての「秘密基地」のような場所として設計しました。
小屋裏を、“居場所”として考える
一般的に小屋裏というと、 収納スペースとして使われることが多いかもしれません。
けれど今回の計画では、 「ここを、子どもが自分の世界を持てる場所にできないか?」 という視点から設計を進めました。
勾配天井の包まれるような空間。 天窓からやわらかく落ちる光。 階段ホールとゆるやかにつながる距離感。
完全に閉じた個室ではなく、 家族の気配を感じながらも、一人になれる。
そんな“ちょうどいい距離感”を目指しています。


「孤立しない秘密基地」をつくる
今回の小屋裏スペースで大切にしたのは、 「閉じすぎないこと」でした。
もし完全に閉じた空間にすると、 安心感よりも孤立感が強くなることがあります。
そのため、階段ホール側とのつながりを残し、 吹き抜けのような感覚を持たせています。
すると、 下階にいる家族の気配がほんの少し伝わる。
でも、視線はぶつからない。
この“気配だけつながる距離感”は、 同居住宅ではとても大切な要素だと考えています。
子どもにとっての「自分の世界」
子どもにとって、 小さくても「自分だけの場所」があることは、とても大きな意味を持ちます。
好きな本を置いたり。 寝転がったり。 こっそりゲームをしたり。
そんな時間が、 家の中に小さな安心感をつくっていきます。
特に二世帯住宅では、 家族同士の距離が近くなる分、 “少し離れられる場所”を意識的につくることが重要です。
広い家をつくることよりも、 「どこで気持ちを切り替えられるか」を考える。
Lakkeでは、そんな視点を大切にしています。


工事中から考えていたこと
今回の小屋裏空間は、 施工中からかなり丁寧に検討を重ねました。
断熱材の納まり。 勾配天井の高さ。 天窓の位置。 移動しやすさ。
小屋裏は、少し設計を間違えるだけで、 「暑い・暗い・使いにくい」空間になってしまいます。
だからこそ、 完成後の見た目だけではなく、 “実際に居たくなる空間”になるよう、細かな調整を行っています。
施工途中の写真を見ると、 空間が少しずつ出来上がっていく過程がよくわかります。
完成後だけでは見えない、 「居心地をつくる工夫」が詰まっています。


「広さ」より、「居場所」
最近は、 広いLDKや大空間の家づくりが注目されることも増えました。
もちろん、それも素敵です。
けれど、 家族みんながいつも同じ場所にいることだけが、 心地よい暮らしとは限りません。
少し離れられる。 でも、ちゃんとつながっている。
そんな“小さな居場所”があることで、 家族関係はもっとやさしく整っていく。
今回の小屋裏スペースは、 そんなことを改めて感じさせてくれる場所になりました。
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