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マスオさん建築士の実体験からのアドバイス

 

子供にとって、家に帰ると誰かがいるというのは日々の生活を送る上でプラスなことですよね。先日、「二世帯で暮らすとお孫さん視点からはこんな良いことがあるのか」と再認識することがありましたので、さっそくご紹介します。

 

孫の立場から見ると、二世帯は”生活の質”を上げてくれる 

とある若手営業女子(仮称:タラ子ちゃん)が弊社事務所に訪れた際、「マスオさん建築士ってことは、私の父と同じ立場ですね!」と言われました。
なんでも、ご両親(仮称:マスオさんとサザエさん)とおばあちゃん(仮称:フネさん)と同居されていると聞き、ご家族の暮らし方について興味津々でお話をうかがいました。

 

フネさんとの同居で鍵っ子卒業

もともと共働きのご両親を持つタラ子ちゃんは常に「鍵っ子」(家に帰っても誰もいないので、鍵を常に持っている子供)で、小学校から帰ればケーブルTVのアニメチャンネルを見ながら寂しくお留守番、という生活を日々送っていました。
タラ子ちゃんが高学年になった時、一人暮らしになってしまったフネさんをご両親が自宅に呼び寄せることになりました。フネさんとの同居生活がスタートすることになったタラ子ちゃん。生活で一番変わったのは・・・

「家に誰かがいる安心感」

フネさんが家に帰ってからの話し相手や、日々の家事を共働きのご両親に代わってサポートしたことで、タラ子ちゃんが学校から帰った時の安心感は、今までとは比較にならないくらい大きくなりました。本人談によると「食事のおかずも増えたし、うれしいことが多かったんです。おばあちゃんとは恋愛相談もしちゃうほどの仲良しですよ」とのこと。
今おばあちゃんとの同居生活を振り返ってみると、「来てくれてありがとう!」という感謝の気持ちでいっぱいだそうです。

 

たまにケンカもするけど、そんな時は孫や兄弟が仲介役に

毎日の仕事が忙しく、家事がフネさん任せになってしまったサザエさん。ある日ちょっとした気持ちの行き違いでフネさんとのバトルが勃発してしまうこともありました。「いつもは祖母と母、それぞれのグチを私が聞き出してたんですが、最近自分自身の仕事が忙しくて」家族内での役割として、癒し役だったタラ子ちゃん。

その時のマスオさんは何をしていたかを聞いてみると、タラ子ちゃんに様子を見てきてとお願いしつつ、じっと静かに見守っていたそうです。(ウンウン、同じマスオさんの立場として、そうするしかないよねーと心の中で強く共感。)
数日たって、叔父であるカツオさんの仲介もあり、サザエさんとフネさんの行き違いも無事解消されました。何か揉め事があった時は、親子とはいえ間に立つ人がいるとトラブルの解決が早まりますよね。

助け合いながら暮らす二世帯にはルール決めが必須

今回はおばあちゃんとの同居について、孫視点からのエピソードをお届けしました。共働き夫婦がほとんどである今の社会において、家族が助け合いながら生活されている好例の一つだなと感じました。住まいという舞台の中で、家族がそれぞれの役割をこなすことが、同居住宅ではより求められることなのかもしれません。
ちなみに、タラ子ちゃんご家族にも生活する上で暗黙のルールが存在していたようです。やはり、ストレスフリーな二世帯同居を進めるためには、生活するためのルール決めが重要なファクターになりますね。

この記事を書いた人

金内 浩之

「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士

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