2025/11/18
二世帯住宅の本音とリアル:同居専門店が語る、家族が快適に暮らすためのヒント
INDEX
こんにちは、同居専門店Lakke代表の金内です。
「親と子、世帯を超えて一緒に暮らす」
それは絆を深める素敵な選択肢である一方で、現実的には色々な悩みもついてくるものです。
今回は、同居専門店ならではの視点から、また実際に親と同居している立場から二世帯住宅のメリットとデメリットを整理しつつ、「みんなが心地よく暮らすために大切なこと」を丁寧に掘り下げていきます。
あなたやご家族の暮らしの未来を考えるヒントとして、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
今回お伝えしたいこと
二世帯住宅とは? 「ひとつ屋根の下」の昔からある新しいカタチ
メリット①:家族の助け合いが、自然に生まれる
メリット②:経済的にも合理的な選択に
メリット③:こどもたちにとっての”多世代の学び”
デメリット①:プライバシーの線引きが意外と難しい
デメリット②:生活スタイルの違いが摩擦を生む
デメリット③:設計コストや将来の転用に注意が必要
設計のコツ:「快適な同居」を叶えるために
二世帯住宅のライフスタイル別おすすめプラン
法律・お金のことも忘れずに
Lakkeが大切にしていること
最後に:あなたにとって”理想の距離感”を
二世帯住宅とは? 「ひとつ屋根の下」の昔からある新しいカタチ
二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が同じ建物内で暮らす住宅のことをさします。
成人になった子が実家で一緒に暮らし続けることも広い意味では二世帯住宅と言えるかと思います。
大きく分けて、一般的に以下の3つのスタイルがあります。
- 完全分離型:玄関も水回りも全て別々
- 部分共有型:玄関やお風呂だけ一緒、あとは別々
- 完全共有型:まるで大家族のように全てを共有
となるのですが、最近の住宅事情や今のライフスタイルにあわせるともっと細分化して考える必要があります。
ただ、いずれにしても私たちLakkeではご家族の暮らし方に合わせて「ちょうどいい距離感」を一緒に考えて行くことを大切にしています。
ちなみに、「あなたはどのような暮らし方がしたいですか?」
また、そもそも「なぜ二世帯住宅のような親と同居することを考え始めたのですか?」
そんなあなたの”なぜ”に寄り添いながら、理想の暮らし方を一緒に探していく会社がLakkeです。
メリット①:家族の助け合いが、自然に生まれる
- 高齢の親御さんがそばにいると何かと安心
- 子育て世帯にとって、祖父母の存在は大きな支えに
- 通勤・通学中などの緊急対応にもフレキシブルに
一緒に住むことで日常の「ちょっとしたこと」が、お互いに頼れる存在になります。
私自身も、家に家族の誰かがいることは安心感につながっています。
メリット②:経済的にも合理的な選択に
- 土地代、建築費を世帯間で分担できる
- 光熱費、ネット代などのランニングコストも抑えられる
上記のような家を建てるという大きなライフイベントを、家族でシェアできるのが二世帯住宅の魅力のひとつです。
すでに親御さんが住んでいる実家を活用し、二世帯住宅にリノベーションするという方も非常に多くおられます。
メリット③:こどもたちにとっての”多世代の学び”
- 孫世代と親世代が自然と触れ合える環境
- 多世代の価値観が交差することで、豊かな人間関係が育まれる
個人的な感想ですが、世代を超えた繋がりがあることで優しさを持った人格が形成されやすいのかと感じます。
「家族っていいな」と思えるような日常が、そこにはあります。
私自身の場合には、一緒に住む義理の母が歌舞伎好きなので、そのおかげで結構鍛えられました(笑
デメリット①:プライバシーの線引きが意外と難しい
- 生活音や生活リズムの違いがストレスになることも
- どこまで共有・どこからが別々? 住みながら調整するの?
家族だからこそ遠慮ができず、ストレスを感じてしまうケースもあります。
物干しスペースの位置や、洗濯機の時間帯、お友達を自宅に呼びにくいなどなど、計画しておけば削減できるストレスもあります。
あとでなんとかなるは要注意です。Lakkeでご相談される場合には、そのようなストレスになりそうな事柄を経験者ならではの察知力で事前に問題提起して、未然に防ぐよう一緒に解決します。完全にストレスフリーにならないこともありますが、未然に防げるものは防ぎたいものです。
デメリット②:生活スタイルの違いが摩擦を生む
- 食事の時間、片づけ方、趣味の音量など
- 共有スペースの使い方でトラブルになることも
これらについては、今まで暮らしてきた暮らし方によるものですので、お互いに歩み寄れるかどうかがポイントです。
ポイントとしては、無理に歩み寄らずにお互いに自然体で接することができるような関係になるかどうかかと思います。
同居専門店のLakkeならではのアプローチとしては、両世帯の架け橋としてどのような暮らし方がベストなのかを一緒に探していくスタイルをとっています。
デメリット③:設計コストや将来の転用に注意が必要
- バリアフリーや設備面で追加費用がかかることも
- 将来売却・賃貸する際に特殊な間取りがネックになる可能性
長く快適に暮らすために、最初から「変化に備えた設計」が鍵になります。
二世帯住宅のような大家族の場合には、部屋数の設定や水回りの分離度がポイントです。
これといった正解はなく、ご家族ごとのライフスタイルや将来対応の考え方によってベストな案が変わります。
二世帯住宅を多く手がけるLakkeでは、過去のお客様も同じような悩みを持ち、どう解決していったのかについて事例を豊富に揃えています。事例を参考にして、あなたのご家族にとってのベストな案を一緒に探しましょう。
設計のコツ:「快適な同居」を叶えるために
- プライバシー重視なら玄関・水回りを分ける
- 共有スペースには”余白”と”逃げ場”を
- バリアフリー設計で将来を見据える
設計次第で、ぐっと暮らしやすさが変わります。
ちょっと先を見据えながら、ご家族にとっての暮らし方をイメージしながら考えましょう。
私個人の経験としては、狭いながらも自分のスペースを確保することが快適な住まいに近づくかと思います。
家族全員が、自分のマイスペースを確保することが成功の秘訣のひとつになります。
二世帯住宅のライフスタイル別おすすめプラン
- 介護・見まもりが必要な親世帯→1階にバリアフリーな親スペース
- 子育て中の子世帯→子ども部屋+見まもりやすいリビング
- プライベートを大切にしたい→玄関・キッチン完全分離型
これらのように家族のライフステージを見据えた設計がポイントになります。
例えばバリアフリーの意味として、床の段差がないことも大事ですが、ヒートショックのような部屋間の温度差がないこと、家から外出しやすいような心理的なバリアがない間取りなど、今後も安心して生活し続けられる住まいであることが望ましいかと思います。
子育て世帯にとっては、開放的な間取りにすることでリビングアクセスのような家族のコミュニケーションが自然に生まれる間取りが嬉しいかと思います。
法律・お金のことも忘れずに
- 建築基準法・用途地域などの法規制の確認は必須
- 登記や税制(小規模宅地の特例など)にも影響が
- 不動産の名義をどうするかで住宅ローンの組み方も変わる
建てた後に「しまった!」とならないよう、事前の確認が必要です。
Lakkeは一級建築士事務所ですので、建築関連の法規制について精通しています。
例えば、2025年4月に改正となった建築基準法について、4号特例がなくなった後の適合方法についてさまざまな解決方法をご提案しています。木造2階建ての住宅が今回の法改正の対象になっていますので、工事の際には確認が必要です。
また、二世帯あるあるとしては建物の名義をどうするかがポイントです。
将来の相続にむけてどうすべきか、住宅ローンを借りる場合に建物の名義や税制はどう注意したら良いか。
Lakkeではこのような二世帯によくあるご質問について解決できる専門のチームがあります。
こちらについても、過去の事例をご紹介しながらベストな案をご提案したいと思います。
Lakkeが大切にしていること
Lakkeは、二世帯住宅を「単なる住まい」ではなく、「家族が一緒に幸せに暮らすための仕組み」だと考えています。
だからこそ、私たちはただ家を建てるのではなく、
- ご家族の”ぐすん”と”きらり”を丁寧に聞くこと
- 暮らしのちょうどよさを一緒に見つけることを大切にしています
一緒に住むことで生じるストレスなどの”ぐすん”を最小限にして、二世帯で住むからこそ得られる喜び、経験を”きらり”として、数多くのきらり体験が増えるような家づくりを目指します。
私たち夫婦も二世帯で住むことで、さまざまな”きらり”体験がありました。同居を考えている皆さんにも同じような喜びを感じてもらえたら嬉しいです。
最後に:あなたにとって”理想の距離感”を
二世帯住宅にはメリットもあれば課題もあります。
でも、正解は「このスタイルがベスト」ではなく、「あなたとご家族にとって、どんな暮らしが心地いいか」です。
ご相談はいつでも大歓迎です。一緒にちょうどいい同居を一緒に考えていきましょう。
この記事が、皆さんの住まい選びのヒントになれば幸いです。
