2025年04月24日(木)
二世帯住宅といっても、その形はさまざま。中でも人気を集めているのが「完全分離型」の二世帯住宅です。
同じ屋根の下で暮らしながら、お互いの生活に干渉せず、ほどよい距離感を保てる。そんな理想をカタチにするためには、間取りの工夫がとても重要です。
この記事では、「完全分離 二世帯住宅 間取り」をテーマに、家族みんなが心地よく暮らせる住まいをつくるヒントをお届けします。
「完全分離型 二世帯住宅」とは、ひとつの建物にふたつの独立した住まいがあるような設計のこと。
玄関も別々
キッチン、浴室、トイレもそれぞれ
生活空間が完全に分かれている
つまり、隣り合わせで暮らしているけれど、それぞれが自分の家のように気兼ねなく暮らせるというのが特徴です。
Lakkeのイロハ二世帯で分類すると、「クマ」にあてはまります。
プライバシーの確保:生活時間や価値観が違っても、お互い気を遣わず暮らせる
支え合える距離感:何かあったときはすぐに駆けつけられる
将来の活用幅が広い:賃貸やゲストルームとしても利用可能
建築コストがやや高め
敷地がある程度必要
空き部屋の管理計画も考慮が必要
「完全分離 二世帯住宅 間取り」で失敗しないための第一歩は、家族のライフスタイルを丁寧に見つめることです。
たとえば…
親世帯は早寝早起き、子世帯は夜型なら、寝室を離して設計
共働きの子世帯には在宅ワーク用のワークスペースを確保
趣味やペットに配慮したスペースづくり
小さな「うれしい」が積み重なって、毎日の暮らしがぐっと豊かになります。
玄関を別々にする
音対策(防音床・壁材)
窓や視線の工夫(フェンスや植栽で目隠し)
お風呂・トイレも各世帯に設置
これらの設計アイデアが、**「住みやすい完全分離型二世帯住宅」**の鍵になります。
家族が増えたり、子どもが巣立ったり、親が介護を必要としたり。ライフステージが変わっても快適に住めるよう、将来を見据えた間取り設計を意識しましょう。
各所にゆとりある収納(WIC・パントリーなど)
家事動線をコンパクトに
バリアフリー設計も検討
たとえばLakkeでお手伝いした事例では、
1階が親世帯、2階が子世帯の上下分離型
両世帯ともに独立玄関&水まわり完備
共用できる広い庭を囲むレイアウト
週末は一緒にお食事ができる空間を、どちらかの世帯スペースに確保
プライベートも大切にしながら、自然とふれあいが生まれる設計が好評でした。
ライフスタイルと優先順位を整理しておく
必要な予算と理想の暮らしのバランス感を共有
こまめな打ち合わせで「暮らしの違和感」を減らす
Lakkeでは、建築士と一緒に**「想いをカタチにする設計」**を進めています。
まとめ:「お互いの暮らし」を大切にした間取りが、家族の笑顔を守る
「完全分離 二世帯住宅 間取り」とは、単に空間を分けることではなく、家族の価値観や暮らし方を尊重することでもあります。
一緒に住むけど、干渉しすぎず、支え合える距離感。
それが、これからの二世帯住宅のスタンダードかもしれません。
「どんな間取りが自分たちらしいかな?」
そんな問いから始めてみませんか?
「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中