2025年04月23日(水)
~日本の“家族のかたち”をちょっとだけ振り返ってみよう~
こんにちは、Lakkeの金内です。
このシリーズでは、わたしたちが大切にしている「次世代同居」というテーマについて、日本や世界の歴史をふり返りながら、今の暮らしにどう活かせるかを考えていきます。
第1回は、日本の“同居文化”について。
なんとなく「昔はみんな一緒に暮らしてたよね」ってイメージ、ありますよね?
でも、それっていつから?どうしてそうだったの?
そして、どうして今は減ってるの?
今日はそんな“家族のかたちのうつり変わり”を、わかりやすく見ていきましょう!
昔の日本の家族は、おじいちゃん・おばあちゃん・親・子どもまで、みんなで一緒に暮らす「大家族」が主流でした。
いわゆる「家制度」といって、長男が家を継いで親の面倒をみていくのが自然な流れだったんですね。
「家族=生活チーム」であり、「家=代々つづく拠点」
そんな時代でした。
親世代が働きに出ている間は、おじいちゃんおばあちゃんが子どもの面倒を見たり。
逆に親が高齢になると、子ども世代が支えたり。
助け合いながら暮らす“自前の福祉”のような暮らしが、あたり前だったのです。
昭和30~40年代。
いわゆる「高度経済成長期」になると、社会は大きく変わります。
地方から都市部へ、人がどんどん移り住む
若い世代が結婚と同時に、親元を離れる
都市では「社宅」や「マンション」が主流に
こうして、**夫婦と子どもだけの“核家族”**が、普通になっていったのです。
つまり、「親と一緒に住む」のが“当たり前”から“特別”になった時代です。
そして現在、日本では一人暮らしや高齢者の夫婦のみの世帯が増加しています。
反対に、三世代で暮らす家庭は、どんどん少数派に。
ちょっとおもしろいデータがあります。
じつはここ最近、若い未婚の人が親と同居する割合が増えているんです。
就職しても親と暮らす人
介護や子育てをきっかけに、実家に戻る人
「家賃がもったいない」
「親と距離を縮めたい」
「一人じゃちょっと不安」
理由はさまざまですが、“一緒に暮らす”ことの価値を見直す人たちが、静かに増えているのです。
Lakkeが考える「次世代同居」は、
昔ながらの「親と一緒に住まなきゃ」というプレッシャーではなくて、
“助け合える距離で、心地よく暮らす”こと
なのです。
完全に一緒に住むことだけが同居じゃない。
お互いの生活リズムを大切にしながら、
「いざというとき助け合える距離にいる」
それも立派な“新しい同居”の形なんじゃないかな、と思っています。
昔は「同居するのが当たり前」だった。
今は「同居しないのが当たり前」になった。
でも、これからは、
“同居してもいい”と自分で選べる時代なんじゃないでしょうか?
そして、もしその選択をするなら、
楽しくて、気持ちよくて、助け合える形を、
一緒に考えていけたら、きっと暮らしはもっと楽しくなる。
次回は、日本の中でもエリアによって違う「同居文化」についてご紹介します!
沖縄、長野、東京…地域によって、家族のあり方ってけっこう違うんです。
どうぞお楽しみに!
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「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中