2025年04月27日(日)
~“家族のかたち”を旅するように見てみよう~
こんにちは、Lakkeの金内です。
「同居って、じつは新しい。」シリーズ、今回はいよいよ日本を飛び出してヨーロッパへ!
なんとなく、「欧米=個人主義」「大人になったら親と離れて暮らす」っていうイメージ、ありませんか?
でも、それってほんとうに“どこの国でも”そうなの?
実は、国によってびっくりするくらい考え方が違うんです。
たとえば、スウェーデンやフィンランドなどの北欧諸国。
ここでは、なんと高校を卒業したらすぐに一人暮らしがスタンダード!
大学生は学生寮やアパートへ
親も「自立するのが成長の証」と考える
社会保障が手厚く、家を出ても安心して暮らせる
北欧では“親と一緒にいること”が「甘え」ではなく
“離れて暮らすこと”が「当たり前の文化”」なんですね。
でも!
ヨーロッパ全部がそうじゃありません。
イタリアやスペインなどの南欧では、30歳を過ぎても実家暮らしという人がたくさんいます。
家族の絆が強く、「家族と一緒が一番安心」という価値観
家の中に祖父母・親・子が揃って暮らすのは自然なこと
若者の住宅コストや失業率も背景に
「家族で一緒に住んでるって、なにか問題?」って感じの空気感なんです。
なんと、イタリアでは20代男性の約8割が親と同居しているというデータも!
フランスやドイツでは、
基本は若者は自立して暮らす
でも、大学時代は実家から通う人も多い
高齢の親が病気になったときは、子どもが家に戻るケースも
「離れて暮らすけど、必要なときは助け合う」
そんなバランスがとれた文化が根づいています。
さらに、フランスでは「ホームシェア」といって、
高齢者と若者が一つの家で一緒に暮らす取り組みも増えています。
お互いに生活を支え合う“世代を超えた同居”のアイデア、とっても素敵です!
最近アメリカやオーストラリア、イギリスで注目されているのが、
グラニーフラット(=おばあちゃん用の小さなお部屋)!
これは、親世代のために敷地内に小さな離れ(別宅)をつくる暮らし方。
日本の「二世帯住宅」に近いけれど、もう少しカジュアル。
台所・トイレ・玄関などを親用にコンパクトに設計
「一緒には住むけど、ほどよく距離を保てる」
プライバシーと助け合いのちょうどいいバランス
これ、Lakkeの「イロハ二世帯」にも通じるところがありますよね。
世界を見渡してみると、「同居」という言葉の意味もいろいろ。
でも共通して感じるのは…
「家族と暮らすかどうか」より、「どう助け合うか」
それを大切にしている国が多い、ということ。
一緒に住んでいても距離があることもあれば、
離れていても心は通じ合っている家族もたくさんいます。
北欧:18歳で自立 → でも家族の絆はゆるがない
南欧:30歳まで実家暮らし → でも経済も関係している
フランス・ドイツ:必要なときに“再同居”する選択
欧米全体でも“助け合う暮らし”が再注目されている
離れてる=冷たい
一緒に住む=古い
そんな単純な話じゃないんですよね。
“一緒に暮らす”の意味は、国によって、家庭によって、本当にさまざま。
次回は、さらに深掘りして、
現代の家族が抱える課題と“助け合える暮らし”の再評価についてお話しします。
「やっぱり誰かと一緒に暮らすって、悪くないかも」
そんな風に思えるヒントを、一緒に見つけましょう。
同居専門店「Lakkeの二世帯」の詳細についてもっと知りたい方は、こちらから資料請求や無料相談のお問い合わせが可能です。お気軽にご連絡ください。
「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中