2025年06月13日(金)
「じゃあ、私は先に寝るね」
「おやすみ〜。こっちはもうちょっと飲んでから」
会話はそれだけ。けれど、そのやりとりに
“気を張らなくていい関係”がにじんでいた夜のことを思い出します。
Lakkeに相談に来られるお客さまの中には、
「親と一緒に住むのは気を遣うのでは?」という不安を抱く方が少なくありません。
でも実際に暮らし始めた方の言葉は、こんなふうに変わっていきます。
「気を遣うんじゃなくて、むしろ“気を抜ける”って感じでした」
「家族だけど、ちゃんと“一人の時間”も尊重されてると感じます」
一緒に住んでいるのに、干渉しすぎない。
別々に暮らしていたときよりも、むしろ気楽になった――
そんな声を耳にするたびに、同居の本当のよさは「干渉しない優しさ」にあるのだと実感します。
あるご家族の事例では、リビングと水まわりを共用する「カンガルータイプ」の間取りでした。
でも、夜はそれぞれが自室に戻って、自由に過ごしています。
「ごはんのあとは、テレビを一緒に観るときもあれば、
別々に本を読んだり、ネットを見たりする日もあります」
と娘さんが話してくれました。
だからこそ、夜になっても「まだ起きてていいのかな?」と気にする必要もない。
気がつけば、
「先に寝るね」
「おやすみ〜」
という、あっさりとした言葉のやりとりが自然に交わされる。
この“ちょうどよさ”は、同居だからこそ生まれる、暮らしの成熟だと感じます。
Lakkeの設計では、同居における“距離感の心地よさ”をとても大切にしています。
たとえば、以下のような工夫です:
こうした配慮によって、**「自分の時間を保てる同居」**が実現します。
“先に寝るね”が自然に言えるのは、物理的にも精神的にも無理がない家である証拠なのです。
もうひとつ、こんな声もありました。
「夜、親世帯は晩酌しながらテレビを観ていて、
私たちは子どもとお風呂に入って、絵本を読んでから寝かせます。
それぞれの過ごし方があって、でもお互いのことはなんとなく分かっている。
だから、“無理に一緒にいなくていい”って思えるのが気楽です。」
このご家族にとっての同居は、「生活を合わせる」ことではなく、
「生活をゆるやかに共有する」ことだったのです。
親子であっても、生活リズムは違います。
価値観も、体力も、過ごし方も違う。
だからこそ、“同じ屋根の下”でどうすれば心地よく共存できるか。
そこに、Lakkeの設計力が試されます。
家族だからって、同じ時間に寝る必要はない。
気を遣いすぎずに「おやすみ」が言える。
そして、翌朝また「おはよう」と言い合える。
それが、ほどよく、心がゆるむ暮らしなのだと思います。
「先に寝るね」と言える関係。
それは、お互いの自由を尊重しながらも、家族としてつながっていることの証です。
Lakkeは、“誰かと住む安心”と、“ひとりの時間の快適さ”を両立させる家を、これからも丁寧に設計していきます。
共にいるけど、縛られない。
そんな、新しい家族のかたちがここにあります。
▶ 二世帯リノベの実例をもっと見る
https://www.lakke.co.jp/works/
これから親と同居する方、すでに同居を始めているけれど悩んでいる方。
“暮らしのリアル”から考える間取り設計は、きっとあなたとご家族にとって心強い味方になります。
建築士として、同居経験者として、Lakkeでは同居専門の家づくり相談を行っています。
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「マスオ建築士」同居歴は23年目に突入!
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中