「楽」のある家々
練馬区田柄 N様
建て替えではなく、この家を未来へ。|練馬区田柄
親子それぞれの暮らしを守る完全分離型二世帯”クマ型”リノベーション
心地よい距離があると、家は静かに整っていく。
暮らしに寄り添う二世帯・同居リノベーションの実例を集めました。
壊さずに、変える。
残したい気持ちと、変えたい現実を、
ひとつの暮らしへ。
■ はじめに
「親子で暮らしたい。でも、お互いの暮らしも大切にしたい。」
そんな想いから始まった今回の住まいづくり。
都内で一人暮らしをされていた娘様との同居をきっかけに、ご夫婦は建て替えも視野に入れながら住まいの将来について考え始めました。
しかし、築25年と比較的新しく、大切な思い出が詰まった住まいを簡単に壊してしまうことには迷いもありました。
Lakkeでは建物の性能や将来性を丁寧に検証し、「今ある住まいを活かしながら、これから先も家族が心地よく暮らせる住まい」をテーマに、完全分離型二世帯住宅へのリノベーションをご提案しました。
■ PROJECT DATA
所在地 東京都練馬区田柄
家族構成 ご夫婦+娘様
築年数 25年
構造 木造2階建
延床面積 102㎡
リノベーション内容
- フルリノベーション
- 完全分離型二世帯住宅(クマ型)
- 間取り変更
- 構造・耐震補強
- 断熱改修
- 水回り二世帯化
- 外壁一部サッシ交換・再塗装
- ガルバリウム鋼板屋根へ葺き替え
■ WHY|きっかけ
ご夫婦が住まわれていた住まいは、お二人で暮らすには十分な広さがありましたが、2階はほとんど使われていない状態でした。
一方、都内で暮らしていた娘様との同居を考え始めたことで、「この家を活かせないだろうか」という想いが芽生えます。
しかし、生活スタイルや趣味、生活時間も異なる親子が同じ空間で暮らすとなると、お互いに気を遣ってしまうことも想像できました。
「家族だから近くにいたい。でも、自分たちらしい暮らしも大切にしたい。」
そんな想いが、今回の住まいづくりの原点でした。
■ BEFORE|課題
計画当初は建て替えも有力な選択肢でした。
ただ、築25年という建物は、まだ十分活かせる可能性があります。
長年住み続けた家への愛着もあり、「本当に建て替える必要があるのだろうか」という迷いもありました。
また、これまで使われていなかった2階や収納不足、断熱性能や耐震性能への不安も課題でした。
Lakkeでは「壊す」ことを前提にするのではなく、「活かせるものは活かす」という視点から建物を調査。
その結果、この住まいには、これからも安心して暮らし続けられるだけの価値が残されていると判断しました。


■ CONCEPT|設計思想
今回ご提案したのは、Lakkeオリジナルの「クマ型二世帯」です。
クマ型二世帯は、お互いの生活をしっかり分けながらも、同じ屋根の下で安心して支え合える距離感をデザインした住まいです。
今回は玄関だけでなく、外部からのアプローチまで分けることで、将来的にはどちらかのスペースを、賃貸住宅としても活用できるよう計画しました。
「今の同居」のためだけではなく、「20年後、30年後」の暮らし方まで考えた設計です。
さらに、耐震補強・断熱改修・屋根の葺き替えまで行うことで、性能面もこれからの住まいにふさわしい水準へと高めています。

■ AFTER|きらりポイント
将来も選択肢が広がる完全分離型二世帯住宅
玄関・水回り・生活空間だけでなく、外部動線まで独立。
将来的には賃貸住宅としても活用できる可変性を持たせました。






小上がりが生み出す、家族との心地よい距離
布団で寝る生活をご希望だった奥様。
そのまま畳を敷くだけでは目線が低くなってしまうため、小上がりをご提案しました。
リビングやダイニングと自然に視線が合い、会話も弾みます。
さらに床下は大容量収納として活用しています。


木の記憶を未来へつなぐ
解体時に既存の板材を丁寧に取り外し、キッチン腰壁やクローゼットの壁材として再利用しました。
さらに思い入れのある床柱も新しい住まいの中へ。
新築では生まれない、時間の積み重ねを感じられる空間となりました。




外とのつながりが暮らしを豊かにする
リビングから続くウッドデッキは、室内に広がりと開放感をもたらします。
庭との距離が近くなり、ご家族が季節を感じながら過ごせる場所になりました。

■ DETAIL|設計のこだわり
二世帯住宅では、家族構成だけでなく「暮らし方」や「価値観」も大切にしています。
今回は、奥様と娘様でインテリアの好みが異なっていたため、それぞれの空間ごとに素材や色合いを丁寧に選定しました。
奥様スペースは木の温もりを感じられる落ち着いた空間に。
娘様スペースは明るくシンプルなインテリアで、友人を気軽に招ける住まいを目指しました。
洗面スペースも広く確保し、毎日の身支度がゆったり行えるよう計画しています。




■ RESULT|暮らしの変化
完成後、娘様からは
「この家だったら洗面所が広くなり、朝の支度がとても楽になりました。友達が遊びに来ても喜んでもらえそうです。」
という嬉しいお言葉をいただきました。
また、ご夫婦からは、思い出の板材や床柱が新しい住まいの中で活かされていることを大変喜んでいただきました。
一緒に暮らしながらも、お互いの暮らしを尊重できる。
そんな理想の距離感が、この住まいで実現しています。
■ MESSAGE|まとめ
「建て替えか、リノベーションか。」
この問いに、正解は一つではありません。
大切なのは、ご家族の暮らし方や将来の変化に合わせて、その住まいにとって最適な選択をすることです。
今回の住まいは、使われていなかった2階を活かし、親子それぞれの暮らしを尊重する完全分離型二世帯住宅へと生まれ変わりました。
さらに、将来は賃貸住宅として活用できる可能性も備えています。
Lakkeは、住まいをつくるだけではなく、家族の距離感をデザインすることを大切にしています。
これからも、ご家族一人ひとりの人生に寄り添い、今だけでなく未来まで見据えた住まいづくりをご提案してまいります。
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