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2019年01月19日(土)

【二世帯うまくいくコツ】親への相談

二世帯住宅のうまくいくコツは親への相談

マスオさん建築士の実体験からのアドバイス

同居しない親御さんには一刻でも早く相談

二世帯同居で大切なのは、親世帯と良い関係を築くことですよね。同居するのはあなたの親御さん、またはパートナーの親御さんのどちらでしょうか
今回のブログでは、つい忘れがちな同居しない親御さんへの相談方法についてお話しします。

「向こうの親と同居することにした」

と突然、娘や息子から言われたら、親はどう思うでしょうか?
例えば親御さんと会う機会が少ないからと、建築計画の最終段階で結論だけ報告、もしくは家の工事が始まる直前に相談したとします。
親の立場からしたら、「勝手に決めちゃって・・・」と淋しい気持ちになってしまうかもしれません。

 

とある夫婦の同居住宅建築までの実例

長男・長女が結婚し、同居住宅を建築するまでのストーリー

あるご夫婦が同居住宅を建てようと計画していました。もともとマンション暮らしだった両親との、一軒家での同居です。
親の住み慣れた地域で土地を探したところ、ラッキーにも良い場所が見つかり、トントン拍子に話が進みました。住宅ローンの事前審査も順調に通り、あとは本契約を結ぶだけという段階までこぎ着けました。

「婿に出した覚えはない!」

ここで大きな落とし穴がありました。
長男である若主人が、実家に帰ったついでに何気なくお父さんに同居住宅を建てることを報告したところ、父親からこんな一言をもらってしまったのです。
妻の両親と同居するのを事前の相談もなく決めたことが、気に障ってしまったようでした。

この物語、実は私の経験談なんです。こうなってしまう前に、もっと早い段階で相談してOKをもらっておけば良かったなぁと、本当にその時は後悔したものでした。
(※同居を決めた理由は「マスオさんになるキッカケ」参照)

 

同居の可能性が出たらすぐ、実家の親に相談

同居しない親御さんに相談するタイミングは、早ければ早いほど良いと思います。例えば最初に同居の話が出たらすぐに、「いずれは〇〇な家を考えているんだけど…」と家族が集まるような場で話してみるのも一つです。
〇〇については人それぞれ状況が違うと思いますが、自分たちが望む生活スタイルに応じて、同居の理由をはっきりと具体的に伝えることが重要です。

そして、一緒には住まないかもしれませんが、同居しない親御さんも一緒に家づくりに参加できるようなことができれば、それはまたうれしい思い出になります。
例えば、キッチンやお風呂を選ぶ時のカタログを見せて意見を聞く、また建築中の現場写真をまめに送って感想をもらう、などの方法があります。

 

同居住宅完成後は、両家の親御さんを家に呼ぼう

晴れて同居する家が完成した際には、両家の親御さんを交えてお披露目ホームパーティーを開くのがオススメです!

私の場合は、その後色々と話し合うことで実父との誤解は解け、気まずい雰囲気を解消することができました。そして、同居住宅ができた時から恒例となったクリスマスの食事会では、両家の親や義理の妹夫婦とそろって食事を楽しんでいます。

毎年、決まったイベントで皆んなが顔をあわせるのも、何気ない日々の幸せが感じられて、とても良いものですね。

 

執筆者

「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之

一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー

 

 


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イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中

 

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