2018年10月08日(月)
マスオさん建築士の実体験からのアドバイス
二世帯での同居をスタートさせる時、最も気になるのは「生活費もろもろを、どう分担するか」ですよね。
今回はマスオ歴17年の経験を生かして、二世帯の費用分担ルールの決め方を実例とともにご紹介します。
1.分担が必要な生活費やその他費用を全てピックアップする。
2.それぞれの費用について、1か月(またはある一定の期間)でどのくらいのお金がかかるのか書き出す。
3.基本となる分担方法を決める。
(全て均等割りか、項目ごとに分担するのか。均等割りにする場合は誰が分担金額を計算するのか)
4.いつから誰が支払いをスタートするかを決める。
・食費
・生活必需品費(洗剤、風呂用品、トイレ用品、ティッシュ、ゴミ袋など)
・光熱費(ガス・電気・水道)
・新聞・インターネット・電話代
・生活雑貨(食器・台所用品)
・町会費
・固定資産税
・家財・火災・地震保険料
・庭・植木の手入れ代、道具代
・生活家電買い替え費
・外回りのメンテナンス費(外壁吹き付け、屋根のふき替え)
・配水管のクリーニング費
・エアコンのクリーニング費
上に書いた様々な費用をどのように分担するか、親世帯と子世帯で話しあって分担を決めていきます。
わが家の場合は、話し合いの結果こんなルールになりました。
・食費と光熱費のみ親世帯、子世帯が毎月同額を出しあう。
(子世帯が親世帯に渡して、親世帯が支払い)
・その他は項目ごとに親世帯、子世帯のどちらが払うかを決定。
・数年に1回支払いが発生する費用は、親世帯、子世帯が順番に支払う
全ての項目を2つの世帯で半分にする方法もありますが、誰かが毎月、分担金額を計算する必要があります。
二世帯同居でかかる費用分担を決めるのは時間がかかる作業ですが、あいまいにしたまま同居をスタートしてしまうと必ず後でトラブルの元になります。同居開始前に覚悟を決めて話し合えるといいですね。
「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー