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2018年07月23日(月)

【二世帯お金】同居住宅での光熱費のお金の出し方

二世帯同居での光熱費のお金の出し方

マスオさん建築士の実体験からのアドバイス

同居住宅の光熱費の負担

今回のテーマは、二世帯同居住宅の場合の「光熱費の負担割合」についてです。
これらも「同居する前に決めておくべきこと」の一つです。

なぜって?
それは…一度決まったら、なかなか変えにくいからです。
「銀行の繰り上げ返済」とはワケが違います。
こっちの方は、銀行へ行けば良いだけですからね。

ちなみに、二世帯住宅でも色々な間取りがあります。
間取りが完全に分離している場合には、それぞれが負担するので特に問題にはならないと思います。
が、同居住宅の場合には共用部分が少なからずあります。
水道、電気、ガスに始まり、ネットやTVなど合計すると結構な金額になりますよね。

光熱費以外にも生活するにあたっての維持費って食費以外に結構かかります。
余談ですが、家も老朽化しますのでその時のメンテナンス費用についてもトラブルの元ですよね。

これらの負担について、同居生活を始めてから「やっぱり、お父さんに負担してもらおう…」と思っても、なかなか切り出しにくいものです。

 

ポイントは「同居の開始前」

こういったお金の話は、同居前に両世帯で話し合って決めることで、後々トラブルが少なくなると言われています。私も数多くの二世帯住宅のご家族を見てきましたが、その通りだと思います。
設計打合せ中などでのお金のお話は、大体が工事予算の話が中心になります。
その後の生活での光熱費の負担は、「あとで家族内で相談しよう」となるケースが多いと思います。
しかし、言いたいことが言いにくい同居生活では、「折半しよう!」ともなかなか言いがたい。
ですので、私もお客様と打ち合わせをする中で、そのあたりのところは相談しにくいでしょうから、第三者として助け船をだして、円滑にお話が進むようにしています。

メーターを分けるのがベストか?

一番簡単な方法としては、メーターを分ける。
これなら、何も相談なしに、使った分だけ請求がきますので不満はほぼないと思います。
ですが、イニシャルコストの負担も一番大きくなります。
特に、水道については顕著で、メーターを1ケ設けるのに加入分担金という制度があり、工事した時に水道局へ局納金として約10万円納める必要があります。(行政庁によって金額差あります)

電気については、単価計算が特殊です。
一般的にモノの費用って使えば使うほど割安になりそうですが、電気料金に限って言いますと使うほど割高!になります。
二世帯住宅のように家族が多数いますと使用量も増えますね。IHコンロだの、電気ストーブ、エアコンなどなど電気は欠かせません。
その場合には、電気メーターは分けたほうがお得なケースが多いです。
「二世帯割引」という制度もありますので、ぜひメーターを分けることをお勧めします。
水道メーターに比べて、コストパフォーマンスが良い方法です。

我が家のケースですか?
「マスオさん」の立場を生かして、食費+光熱費のコミコミで、毎月定額でお願いしてます(笑)

 

執筆者

「マスオさん建築士」
株式会社Lakke 金内浩之

一級建築士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー

 


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のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中

 

 

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