2025/11/18
【二世帯ヒント】実家で同居のストレス軽減
INDEX
同居をはじめる前に考えたいストレスを軽減する方法
同居のストレスにも色々ある
親との同居生活をはじめる場合に色々なストレスが考えられるのですが、代表的なものとして「料理の味付け」「洗濯物を干すスペース」「お風呂の順番」「掃除の分担」など、挙げればキリがありません。
わたしも義理の両親と同居して18年近く経ちますが、これらのストレスを緩和させる方法として、マスオ建築士視点では
「ストレス音」を消す+「わたし空間」の確保
を推奨しています。
今回は、「ストレス音」を消す方法について具体的な工事事例を絡めながらご紹介いたします。
なぜ生活音がストレスになるのか?
日々の生活で発生するその「生活音」ですが、その音自体というよりは、その音を通じて「生活行為」が相手に伝わることがストレスの原因かと考えます。
家族の気配が感じられて良い面もありますが、その気配を感じることで、逆に気を遣ってしまうこともあるかとも思います。
同居時のストレスを軽減するなら、その「ストレス音」を部屋に入り込ませないようにすることがポイントになります。
「ストレス音」の発生源
具体的な「ストレス音」はどこから出ているのでしょうか? 日々の足音以外には個人的には以下のようなところかと思います。
・掃除機のかける音
・玄関でのサンダルを上から落とす音
・玄関ドアのカギの開閉音
・電話の声
・お風呂のふたを閉める音
・来客時の話声
・網戸の開閉音
これらの音を出さないように、お互いに気を遣って日々生活することは大事かと思います。
しかしながら、人によって音の感じ方が違うので気にならない人もいれば、過敏な人もいるかと思います。
あなたはいかがでしょうか?
同居化リノベーションで取り入れたい「ストレス軽減」工事
究極は「気配を消す」
建物の基本性能を上げることで、先ほどのストレス音は減少できるかと思います。
Lakkeで考える究極のストレス回避策は「気配を消す」です。
これなら、相手のことも気にならないし、自分が何をしていても気兼ねなく生活できるようになるかと思います。
具体的な工事方法としては、天井に遮音対策をすることです。この工事は住みながらではなかなかできないため、同居を始める前にすることをお勧めします。
発泡ウレタン、グラスウールの充填工事で遮断される
例えば発泡ウレタンのケースでは、まずは天井に下地を組みます。ウレタンそのものは天井にくっつく素材ですが、そのあとに天井を組む必要があり、そのための下地です。よくいただくご質問として、「天井が落ちてくることありませんか?」と心配になりそうですが、建物の骨組みにしっかりと接続するため安心です。
事例紹介「works」に掲載中
https://www.lakke.co.jp/works/034/
建物の構造はツーバイフォーの木造2階建ての建物です。築30年ほどですが作りも非常にしっかりしており、まだまだ長持ちしそうな建物です。しかしながら、木造住宅特有の上下階の音の遮音が十分でない為、いずれ気兼ねしてしまいそうな構造です。
分離型の二世帯住宅の場合には、なおさらのこと遮音が大事だと考えています。なぜなら、相手の生活が見えない場合にはより生活音が気になるからです。何をしているかわからないのに、日々の足音だけでなく、生活音だけ「バタン」とか「ガタッ」っという音が聞こえたらちょっと気になりますよね。
遮音材としてのウレタンフォーム
新築時であれば、様々な遮音材から予算や性能に応じて選ぶことが可能です。しかし、リノベーションでは、家の中の全てを工事しないこともありますので、工法選びにはひと工夫必要です。
今回は、1階部分のリノベーション でしたので、1階の天井部分に遮音性能を付加しました。
二重天井で、音を遮断する
既存の天井に、野縁といわれる下地材を組み込みます。元々の下地の位置を目安に固定していきます。こうすることで新規で作る天井は、しっかりと骨組みに固定されますので、地震の時にも安心です。
格子状に組むことで、より強固に正確に作業が可能になります。

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