2023/11/15
【二世帯住宅事例】マスオ建築士おすすめのタイプ別間取りと事例
INDEX
二世帯住宅7つの同居タイプとは
❶ ニホンザル タイプ（完全同居型）
❷ ネコ タイプ（部分分離型）
❸ カンガルー タイプ（部分分離型）
❹ ライオン タイプ（部分分離型）
❺ ウマ タイプ（部分分離型）
❻ クマ タイプ（完全分離型）
❼ ワタリドリ タイプ（一時同居型）
こんにちは、Lakke（ラッケ）マスオ建築士の金内です。二世帯住宅で住むことを考え始めた時、普段の暮らしや家族それぞれの過ごし方が異なっても、お互いがストレスにならない同居スタイルを選びたいですよね。
これまで400棟以上を設計して二世帯住宅を中心に家づくりを行ってきましたが、自分も20年以上二世帯住宅に住んでみて二世帯には完全同居型、部分分離型、完全分離型という分け方だけではない生活スタイルがあるのではないかと考えるようになりました。
実際に二世帯住宅を建てるお客様に細かな生活スタイルをうかがうと、同居型と分離型という考え方に暮らし方の特徴をかけあわせることで、より細やかに7つの同居タイプに分類できることが分かりました。
二世帯住宅の同居タイプ別の特徴
❶ ニホンザルタイプ
（玄関共有、風呂共有、リビング共有）
家族みんなで集まることが多く、一つ屋根の下で家族の気配を感じながら一緒に暮らすのが「ほのぼのみんなで同居型」の二世帯住宅です。事前に生活時間のシミュレーションや生活ルールづくりをしっかりと行うことで、家事などを助け合える同居スタイルで、娘夫婦との二世帯住宅や限られた土地での同居にも適しています。
ニホンザルタイプにおすすめの間取り
❷ ネコタイプ
（玄関共有、洗面浴室プチ共有、リビング共有）
一緒に暮らしながらも家族それぞれで趣味や予定が異なり、ココは自分だけという専用空間を重視したのが「わたし空間重視型」の二世帯住宅です。各世帯がくつろぐ部屋の近くに洗面室とトイレをそれぞれ置くなど、ホテルの部屋のように独立した間取りが特徴です。二世帯でも自分の空間を守れるため、共働きの子世帯夫婦または成人した子供がいる二世帯住宅に向いています。
ネコタイプにおすすめの間取り
❸ カンガルータイプ
（玄関共有、風呂プチ共有、リビングプチ分離）
親世帯が一人で暮らす母親と、お互いの生活を尊重しながら同居で安心感も得られるタイプが「母の夢と暮らすmamatto同居型」の二世帯住宅です。リビングと親世帯のくつろぎスペースを別々に作ったり、子世帯側にもう一つシャワールームを作ったりといった工夫で、気がねなく二世帯住宅で暮らせる同居スタイルです。子世帯が実家の建てかえを検討している二世帯住宅にも向いています。
カンガルータイプにおすすめの間取り
母の夢と暮らすmamatto同居型の二世帯住宅事例（杉並区）
❹ ライオンライプ
（玄関共有ｘ風呂分離ｘリビングプチ分離）
いつもは別々に過ごしながらも、クリスマスやお正月、誕生日にはみんなでホームパーティを楽しみたいご家族で、子世帯のリビングを広くとったのが「たまに集まるほぼ分離型」の二世帯住宅です。毎日の生活ではお互いの生活を尊重し、暮らし方やライフスタイルを変えずに別々の空間で両立できる同居スタイルです。仕事でもプライベートでも家で過ごす時間が長い、親世帯＋娘夫婦の二世帯住宅におすすめです。
ライオンタイプにおすすめの間取り
➎ ウマタイプ
（玄関共有ｘ風呂分離ｘリビング分離）
長く住んだ親世帯の実家があり、独立した生活空間を重視しながらも玄関は一緒なのが「家のオモテは一緒、でも干渉しすぎない同居型」の二世帯住宅です。外からは同じ玄関で一軒の家に見えつつ、中に入ればそれぞれのプライバシーを保った作りになっているのが特徴的な同居スタイルです。
ウマタイプにおすすめの間取り
家のオモテは一緒、でも干渉しすぎない同居型の二世帯住宅事例（大田区）
❻ クマタイプ
（玄関分離ｘ風呂分離ｘリビング分離）
同居するけれども家族ごとのプライベートスペースを重視した二世帯住宅です。玄関も含めてすべてが独立し同居家族との共有スペースをほぼゼロとした、アパートで隣の部屋に暮らすような同居スタイルです。親世帯の戸建てを有効活用して同居したい二世帯住宅にも向いています。
クマタイプにおすすめの間取り
❼ ワタリドリタイプ
（玄関共有ｘ風呂プチ共有ｘリビング共有ｘノマド用スペース）
ふらっと気が向いた時に子世帯が実家に帰る同居スタイルが「たまには実家NOMA同居型」の二世帯住宅です。親の家が古く何らかのメンテナンスが必要で、一時的な帰省で親世帯を見守るスタイルのため、すでに家を持っている子世帯との二世帯住宅におすすめです。
ワタリドリタイプにおすすめの間取り
あなたにぴったりの二世帯住宅の同居スタイルを、二世帯タイプ診断でも見つけることができます。間取りだけでなく注意ポイントもご紹介していますので、ぜひお試しください。
