こんにちは、練馬区Lakke(ラッケ)マスオ一級建築士の金内 浩之です。ご両親の実家を二世帯住宅にする場合、様々な条件から必ずしも完全分離型の二世帯住宅にできない場合があります。でも、間取り変更で壁を増やして独立した空間を増やしたり、共有するスペースを限定して工夫をこらすことで、親子世帯それぞれが生活のリズムをくずさず楽に暮らせる二世帯スタイルを作ることができます。
今回はそんな独立空間と共有空間のバランスのとれたお住まいを実現された施工事例のご紹介です。ご両親とおばあ様が暮らしていた築50年のご実家をリノベーションされることになったT様。ご両親とT様ご夫婦とお子さん1人の3人家族が、それぞれの暮らし方を尊重しながら同居をスタートさせるためにぴったりな二世帯住宅に生まれ変わりました。
間取りを大きく変えるには、既存の柱や梁などにも考慮した専門的な構造計算を行います。築約50年の鉄筋コンクリートのしっかりとした躯体を活かしながら、リノベーションで古い間取りをどこまで住みやすく変えられるのか。このコンセプトのもと、一級建築士が建物の構造を見極め、間取りも大幅に変更することになりました。
T様のご両親、子世帯のT様と別々に打ち合わせをしてご要望をお聞きしながら、それぞれのライフスタイルにあわせた間取りを作り上げていきます。最終的な調整や世帯間のつなぎ役はラッケにお任せいただくことで、それぞれの世帯が気がねなく暮らせるお住まいに近づけることができます。
その後約4か月間の工事を経て、以前のお住まいから間取りが激変したぴかぴかの二世帯住宅が誕生しました。T様のリノベーションでは、子世帯の独立空間を増やすため間仕切り壁を新設した箇所もあります。50年前の設計でデザインされた古い和室は、新しいライフスタイルにあわせて子世帯のリビングに生まれ変わりました。
世帯間で共用するスペースは、玄関とお風呂に限定しました。二世帯で気持ちよくお風呂を使うための目玉が、自動洗浄してくれる高機能浴槽。
排水から予備洗浄、洗剤を吹きつけてすすぎ、お湯張りと保温までスイッチ一つでやってくれる優れものです。
お風呂を二世帯で一緒に使う場合、新しいお湯に張りかえたいことを言い出せなかったり、掃除の担当を決めるのが大変なことが良くあります。
自動洗浄付き浴槽のお風呂を選んでいただくことで、二世帯の住まいがまた一つ「楽」になれば嬉しいです。
(タカラスタンダード社のWebサイトより引用。クリックで紹介ページを参照できます。)
事例はWorksでもご紹介しています。
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「マスオ建築士」同居歴は22年目に突入!
株式会社Lakke 金内浩之
一級建築士
宅地建物取引士
木造住宅診断士
住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナー
相続診断士(一般社団法人 相続診断協会認定)
伝統再築士
将来同居するかもしれない未来のサザエさん・マスオさんへ
イ・ロ・ハ・二世帯 by Lakke
のべ400棟以上を設計、自身も20年以上同居するマスオ一級建築士が考える二世帯同居のヒントを掲載中